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高安 篤史=コンサランス、サートプロIoT技術講師、中小企業診断士

 第9回は、IoTのビジネス設計(ビジネスモデル作成)を進めていく中で起きる課題の対策として「アイデア創出フレームワーク」を取り上げました。今回は、もう1つの対策である「IoT(Internet of Things)ビジネス設計フレームワーク」について解説したいと思います。

 対策を推進する際の手順は、まずアイデア創出フレームワークを使ってあらゆる面からIoTビジネスとしての可能性を検討します。続いて、それをIoTビジネス設計フレームワークで固めるという流れです。

IoTビジネス設計フレームワーク

 第4~7回で説明したビジネス設計のポイントの各項目について整合性を取り、全ての項目を漏れなく各企業の担当者が検討するために、「IoTビジネス設計フレームワーク」を作成しました()。このフレームワークにおけるビジネス設計に関する記載項目は下記の通りです。第4~7回で話した、IoTのビジネス設計時の項目を網羅しています

[1]データの価値の進化
[2]バリューチェーンの作成
[3]IoTの階層(レイヤー)の整理
[4]IoTコンセプトの10のポイント
[5]IoTビジネスの4つの段階

 加えて、上記の他に、一般的なビジネス設計の注意点(リスク検討など)や関連技術なども記載できるように工夫しました。今回、掲載しているIoTビジネス設計フレームワークは、あくまでもひな型です。実際に分かりやすいように、ストレージ製品と、情報家電製品、病院(スマートホスピタル)を例に記載済みのフレームワークを用意しました。イメージしやすいと思います。

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図●IoTビジネス設計フレームワーク(ただし、一部省略)