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高安 篤史=コンサランス、サートプロIoT技術講師、中小企業診断士

 第8回は、IoT(Internet of Things)のビジネス設計(ビジネスモデル作成)を進めた際に、実際に発生した課題について解説しました。今回は、そうした課題を対策する「IoTアイデア創出フレームワーク」について話したいと思います。

 フレームワークは日本語では「枠組み」や「骨組み」などと訳されます。企業の業務でもフレームワーク化している項目は多数あると思います。このフレームワークは業務を進める際の指針となる上に、漏れがなくなるなどの効果があります。

 皆さんは、どのようなフレームワークを利用した業務を実施していますか。前回説明した、IoTのビジネス設計を実施した際に発生した課題の対策には、自社の事業や製品/サービスのどこにビジネスチャンスがあるかを見逃さないようにする必要があります。そこで、IoTアイデア創出フレームワークを私は作成しました()。これを使いながら、IoT推進リーダーだけではなく、関連する複数の担当者でブレーンストーミングのように検討を実施してもらいました。

 フレームワークは、[1]製品/サービス、[2]顧客、[3]情報、[4]サプライヤー、[5]業務、[6]ITシステム、[7]強み、の7つに分類し、多面的に検討できる内容を質問形式でまとめました。で示したIoTアイデア創出フレームワークは、あくまでもひな型です。これだけでは分かりにくいので、検討してもらう時には、病院(スマートホスピタル)や情報家電品を例にした記載済みのフレームワークを用意し、内容についてのイメージを各企業の担当者につかんでもらいました。

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表●IoTアイデア創出フレームワーク(「 | 」の部分の記載は省略)