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ワールドテック 代表取締役、元デンソー設計開発者 寺倉 修 氏

 年が明けた。企業のトップが年頭の所感を表明する。私が経営する会社でも、中期計画を踏まえて今年の目標を決める。年頭の所感では、技術の進化で社会はこう変わるなど、さまざまな見通しが伝えられる。これらは、こうありたい、このようになるだろうという点で、いわゆるロードマップと言える。今回は、年初にとにかく注目が集まるロードマップを取り上げよう。

 ものづくりのロードマップとは、対象とする分野において集知を踏まえ、システムや製品、要素技術などの将来展望を示したものだ。故に、ロードマップは、そこに示された将来展望に向かって企業活動を誘引するための「対話の手段」となる。対話の手段とは、ロードマップがシステム開発や製品開発、要素技術開発の妥当性のよりどころとなるということだ。経営者は経営資源の投資判断にロードマップを使う。設計部署はどのような製品をいつ開発するかに、技術開発部署は要素技術をいつめど付けするかなどの判断のよりどころとしてロードマップを使う。

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