今回はパワーデバイス・イネーブリング協会(PDEA)が主催する「半導体テスト技術者検定3級」の問題を紹介する。

 本稿で紹介するのは、A/D変換器に関する問題である。A/D変換器は、通信機器や計測機器、オーディオ・ビデオ機器、医療機器など、様々な電子機器において、アナログ信号を入力しデジタル信号として処理するために欠かせないデバイスである。その用途に応じて様々な特性を持つA/D変換器が提供されている。

 今回の問題の難易度は★★★★(本コラムでは紹介する問題の難易度を★の数(難易度に応じて1~5個)で表しており、★の数が多いほど難しい)。比較的難しい問題であるが、よく考えて正解してほしい。


【問題23】難易度:★★★★

 A/D変換器の特性に関する以下の記述の中で、誤っているものを選びなさい。

  • (1) A/D変換器の分解能が有限であることによって生じる本質的な誤差を、量子化誤差という。
  • (2) A/D変換器のSN比は、正弦波を入力した際に出力される信号を高速フーリエ変換することにより評価する。
  • (3) 積分非直線性誤差は微分非直線性誤差を累積したものである。
  • (4) 半導体プロセスは進歩しているが、A/D変換器の重要特性である分解能と変換速度の向上を同時に実現することは困難である。

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら