(出所:PIXTA)

 プレーヤーとして現場の最前線で自らのスキル・能力を発揮してきたエンジニアであっても、年齢や経験が増すにつれて、会社からはチームをマネジメントする役割を期待されるようになります。部下・後輩を抱えるようになり、そこで初めて実感するのが、自分以外の誰かと同じ目標に向かって仕事をすることの難しさ。当たり前ですが、あなたの部下になったのですから、あなたより仕事のスキル・能力は低いに決まっています。自分では十分過ぎるくらいに丁寧に教えたつもりなのに、10を伝えて1とか2くらいしか伝わらず、自分の仕事もままならない毎日が続く……。

 そんな中で、“自分でやったほうが早い”と思い、何でもかんでも自分で現場仕事をこなすようになったら、それこそプレーヤーに“逆戻り”です。それに、これは部下の“成長機会”を奪っていることと同義。上司としては非常に罪深い行為なのです。