電子部品の現状と2028年までの動向をまとめた「電子部品技術ロードマップ」の最新版(詳細はこちら)から、そのエッセンスを3回に分けて紹介するシリーズ。前回の第2回では、電子部品を扱う技術者ならぜひ知っておきたい10テーマのうち、インダクタ」「コンデンサ」「抵抗器」「EMC部品・ESD部品」「通信デバイス・モジュール」の5つについて解説した(第2回の記事)。

 今回は、「コネクタ」「入出力デバイス」「センサ・アクチュエータ」「電子部品材料」「発光デバイス」を紹介する。

編集部注)テーマや技術要素の表記については、本稿ではJEITAの表記に従う。

(6)コネクタ
  • 有望市場である車載関連の中でも、車載カメラ用コネクタの搭載個数の増加が特に進む
  • 車載カメラ用コネクタでは、部品実装増加、車体外側へのカメラ搭載、高速伝送などへの対応が焦点になる
  •  コネクタの有望市場は、他の電子部品と同様に、電子化の進展が著しい車載関連である。その中でもADAS(Advanced Driver Assistance System)用の「車載カメラ用コネクタ」の搭載個数の増加が進んでおり、将来の自動運転の実現に向けてさらなる拡大が期待できる(図1)。これまでの車載カメラはセキュリティと視覚補助を目的としたものが中心だったが、今後はADASの普及や自動運転の実現によってセンシングを目的とした車載カメラの需要が加わる。

    図1 カメラ搭載位置と機能
    (出所:JEITA)
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     リアカメラに使用されるコネクタの接続箇所を図2に、カメラモジュールと車載用コネクタと接続する主な方法を図3に示す。用途によって最適な接続方法が採用される。

     車載カメラ用コネクタの技術トレンドだが、今後は小型・薄型化、軽量化(車両での部品実装増加対応)、気密防水性向上(車体外側へのカメラ搭載対応)、耐振動/耐衝撃性向上、画像情報の高速伝送対応(高周波対応、ノイズ対策)へのニーズがますます高まる。従って、設計、開発段階から3Dモデルを活用した構造解析や電磁界解析が重要になる。

    図2 コネクタと接続(搭載)箇所
    (出所:JEITA)
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    図3 カメラモジュールの主な接続方法
    (出所:JEITA)
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