台湾のプリント基板業界の月次出荷実績注)は、翌月の中旬にはリリースされます。先ごろ発表された2018年11月の結果は、ある程度予想はされていたとはいうものの、かなりショッキングな数字が並ぶことになりました。

注)正確には、プリント基板メーカーとして上場しているメーカーの売上高。

 まず目につくのは、出荷額の総額が10月をピークにして、11月は完全に減少傾向になっていることです。合計はもちろん、リジッド(硬質)基板、フレキシブル基板のいずれもが減少傾向に転じています()。例年であれば、クリスマス商戦向けの生産のピークは11月ですから、約1カ月早く息切れしてしまった感じです。特にフレキシブル基板の用途の主体は米アップル(Apple)のモバイル機器ですので、iPhoneの新モデルの販売不振が影響しているようです。

図 台湾プリント基板の生産金額(台湾の上場メーカーの売上高)
(出所:台湾電路板協会(TPCA)の統計資料を基にDKNリサーチが作成)
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 もう1つ重要な点は、前年同月比でわずかですがマイナス成長(-0.27%)となったことです。リジッド基板はわずかながらもプラス成長になっていますが、フレキシブル基板は2.91%のマイナス成長になっています。ただ、このマイナス成長は突然やってきたのではなく、7月をピークにして成長率は徐々に下がってきていたのです。悪くすれば、今後マイナス成長幅は大きくなります。

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