私が米国マサチューセッツ州に移ってきてから、20年が過ぎました。州都のボストンは、東京やニューヨークに比べて変化は少ないのですが、20年もたてば、それなりに変わってきています。その1つが市内を走る地下鉄です(図1)。地下鉄といっても、電車そのもののことではなく、料金と支払いシステムのことです。

図1 ボストン地下鉄のレッドライン。お世辞にもスマートとはいえない
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 ボストンの地下鉄には5つの路線があり、域内2.75ドルの均一料金システムです。20年前は85セントでしたから、3倍以上に値上がりしたことになります。以前は、駅の窓口で、85セントでチケットの代わりのコインを買い、これを改札口の投入口に入れ、リボルバー式のバーを自分で回して入場するというのんびりしたものでした。

 ところがこの数年で、ボストン地下鉄の改札システムは大幅に変わりました。運営会社の米マサチューセッツ湾交通局(MBTA)は「世界で最も便利な改札システム」と自画自賛していますが、実際にはどうでしょうか。

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