この5月に、コンパクト型デジタルカメラ・メーカーに関するニュースが何件か出てきました。残念ながら、いずれも前向きのニュースではありません。

 オリンパスはコンパクト型デジタルカメラを生産していた中国の工場(従業員1700名)の操業を停止しました。今後は医療用内視鏡などの、量は少なくても、ある程度利益を確保できるビジネスに経営資源をシフトしていく方針のようです。

 カシオは、コンパクト型デジタルカメラ事業から全面的に撤退することを決めました。もともとカシオにとってこの事業は新規事業だったこともあり、特に代わりになるような新しい事業については発表されていません。

 ニコンは、すでに2017年秋には、中国工場でのコンパクト型デジタルカメラの生産を停止しています。今後は高級機種に絞って、カメラ事業を続けるようです。元々ニコンは高級カメラで業界をリードしてきたメーカーですので、元に戻ったことになります。

 かつては国内でコンパクト型デジタルカメラの最大の受託組み立てメーカーだった三洋電機は、すでに会社自体がなくなっています。このように、日本メーカーが主導してきたコンパクト型デジタルカメラ産業は、地球上から消えようとしています。

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