生産能力と出荷面積で世界トップに立った中国のディスプレー産業。一方で、新たな課題に直面している。その1つが、パネルメーカーの乱立だ。液晶や有機ELなどのパネル工場に投資する中国企業は12社にのぼる。供給過剰や共倒れに対する懸念は消えない。

 中国でパネルメーカーが乱立する背景には、地方政府によるパネルメーカーの誘致競争がある。地方政府は自分たちの地域を発展させようと、パネル工場投資の支援に積極的だ。現在、パネル工場に関与する省/直轄市/自治区は、北京市、上海市、河北省、広東省、深セン市、湖北省、江蘇省、安徽省、四川省、重慶市、陝西省、内モンゴル自治区と広範囲にわたっている(図1)。

図1 群雄割拠でリソースが分散する中国ディスプレー産業
(出所:CODA)
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 こうした乱立の問題を直視し、グループ化や統合によって競争力を高めようとする動きが、中国ディスプレー業界の中に見えてきた。中国ディスプレー産業の業界団体「CODA(中国光学光電子行業協会)」で常務副理事長兼秘書長を務める梁新清氏は、6月11日に大阪で講演し、中国ディスプレー産業のグループ化、統合について言及した(図2)。

図2 CODAの梁新清氏による講演の様子
6月11日に開催された「Display Innovation CHINA 2018/Beijing Summit 大阪説明会」で講演した。
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