「第11回 国際カーエレクトロニクス技術展」が、2019年1月16~18日に東京ビッグサイトで開催された。自動車関連の併催展も含めた中から、筆者が注目した展示を順次報告するシリーズ。第2回は、スタンレー電気の車載用デバイスを紹介する。今回取り上げるのは、(1)「スマートルームミラー」、(2)「ストレスフリーHMI」、(3)3014サイズの液晶バックライト用LED、(4)近紫外LEDデバイス、(5)高効率・高出力の赤外LEDの5つである。

スマートルームミラー

 (1)スマートルームミラーは電子的な車載ミラーである。ミラー液晶とバックライト付きTFT液晶パネルを組み合わせたもので、液晶の寸法は9.74型である(図1)。このスマートミラーの特徴は以下の通りである。

図1 スマートルームミラーの構造
(出所:スタンレー電気の資料)
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  • ミラーとして使用するときの反射率は約46%と高い
  • ディスプレーとして使用するときの防眩(ぼうげん)時の反射率は約8%と低い
  • TFT液晶パネルの透過率は約80%と高い
  • ミラー液晶とTFT液晶パネルの外形は任意に決められる

 スマートルームミラーの方式の比較を、表1に示す。ハーフミラー方式とミラー液晶方式に大別できる。比較した項目は、防眩、モニターの見やすさ、ミラーの見やすさ、夜間運転時の防眩の4つである。表から分かるように、同社のミラー液晶方式が、比較した全項目において優れていることをアピールしていた。

 スマートルームミラーの仕様を、表2に示す。反射率、透過率は上述の特徴の通りである。動作温度範囲は-30~+85℃、保存温度範囲は-40~+90℃、応答速度は100msである。

表1 スマートルームミラーの方式の比較
(出所:スタンレー電気の資料)
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表2 スマートルームミラーの仕様
(出所:スタンレー電気の資料)
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 用途としては、車載スマートルームミラーの他に、スマートミラーディスプレーおよびデジタルサイネージを提案している。

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