2018年12月5~7日の3日間、「第28回 液晶・有機EL・センサ技術展(ファインテック ジャパン)」が東京ビッグサイトで開催された。併設の「第9回高機能フィルム展」を含めた中から、筆者が興味を持った展示物を順次報告する。第1回はDICの展示からTFT液晶関連の新規材料を紹介する。

3つの新規液晶材料

4K/8K対応のn型TFT液晶材料

 現在、液晶テレビでは、パネルの配向膜上にポリマーネットワークを形成したPSA(Polymer Sustained Alignment)方式が多く採用されている。ここで紹介する液晶はPSA液晶である。4K/8K時代に対応した高速応答、高透過率および高信頼性が特徴である。DIC独自の液晶化合物、重合性化合物を採用し、網羅的な特許出願により自社の液晶技術を保護している。

 図1に、液晶材料の種類と特性を示す。なお、Tni(℃)は液晶相から液体への相転移温度、Δnは屈折率の異方性、Δεは誘電率の異方性、γ1(mPa・s)は回転粘度をそれぞれ示す。おのおののパラメーターは、視野角範囲、駆動電圧および応答時間とそれぞれ関係があり、目的に応じた液晶材料の選択が可能である。

図1 n型TFT材料
(出所:DICの資料)
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