2018年7月の第2週に米サンフランシスコのダウンタウンで開催されたSEMICON West(7月10日~12日)。その印象を一言でいえば、「半導体の需要拡大を楽観視する高揚感に包まれていた」になります。日本国内のメディアは、メモリー価格の低下やスマートフォンの需要後退などを盛んに報道して、半導体産業への先行き懸念を感じさせています。しかし米国では対照的に、この好機にビジネスを拡大しようとする勢いが強く感じられました。現時点でのSEMIの市場予測も、半導体の製造装置に対する高水準の設備投資が2019年まで持続すると判断しています。

 今回のSEMIレポートは、SEMIのアナリストであるクラーク・ツェン(Clark Tseng)氏が開催前日の7月9日にSEMIマーケットシンポジウムで行った講演を中心に、今後の半導体市場の動向を検討します。

わずか4年で1000億米ドルも市場が拡大

 ツェン氏は、SEMIの産業調査統計部門(Industry Research & Statistics)のディレクターとして同部門をリードするアナリストです。ツェン氏は講演の冒頭、「半導体産業の売上高が2000億米ドルから3000億米ドルまで成長するのに13年間を要したが、3000億米ドルから2017年に記録した4000億米ドルに達するまでには、わずか4年しかかからなかった」と述べました。

半導体産業の市場規模の推移
出典:SEMI

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