日本が世界に誇るアニメ「ドラえもん」。ドラえもんが出す未来の道具の1つに「ほんやくコンニャク」がある。視聴者などからの人気ランキングでも上位に入る道具だが、“かなり実現に近づいたドラえもんの道具”とも言えるだろう。今回は中国アイフライテック(iFLYTEK)製の「リアルほんやくコンニャク」とも言える「Easy Trans 600」を分解する。

「Easy Trans 600」の製品外観
外形寸法は約150×50×15mm、質量は120g。上部にはヘッドホン端子がある(図:フォーマルハウト・テクノ・ソリューションズ)
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「Easy Trans 600」のスペック
(図:フォーマルハウト・テクノ・ソリューションズ)
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中国屈指のIT企業が開発

 iFLYTEKは1999年に中国科学技術大学の学生が立ち上げた企業だ(同社の中国語サイト)。中国名は「科大訊飛」。音声認識や人工知能(AI)を専門とし、深セン株式市場に上場している。中国科学技術部が国家4大AIプロジェクトの担い手としてバイドゥ(Baidu、百度)、アリババ集団(Alibaba Group、阿里巴巴集団)、テンセント(Tencent、騰訊控股)と共に選んだ、中国屈指のIT企業である(関連記事)。

 中国語の発音は、同じ音でも第一音から第五音まで5つの発音パターンがある。筆者の故郷であるタイでは発音が4パターンあって誤解の連続だったが、中国語はさらに複雑なようだ。米アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)の通販サイトによると、その複雑な発音の中国語を本機は英語とフランス語、日本語、スペイン語、韓国語に同時翻訳することが可能だという。もちろん、その反対方向の翻訳もできる。価格は429.99米ドル(約4万6000円)だった。

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