2019年4月、米国と韓国で一般消費者の携帯電話機向け5Gサービスが始まった。当初の開始予定を繰り上げることで「世界初」を主張したのが米ベライゾン(Verizon)で、その対象となった5G端末が米モトローラ(Motorola)のスマートフォン(スマホ)「moto z3」と機能拡張デバイス「moto mods」の一種、5G対応モデムである「5G moto mod」を組み合わせたものだ(関連記事「ベライゾンのモバイル5Gサービス、1週間前倒しで開始」)。

 韓国の通信キャリアが現時点では3.5GHz帯を使用するのに対して、ベライゾンが使用するのは “5Gの本命”こと「ミリ波」と呼ばれる28GHz帯。つまり「5G moto mod」は、ようやくお目見えしたミリ波対応端末である。

「5G moto mod」の製品外観
モトローラのスマホ「moto z3」の背面に搭載されることを前提としたモデムモジュール。ディスプレーやカメラは搭載していない(図:フォーマルハウト・テクノ・ソリューションズ)
[画像のクリックで拡大表示]
5G moto modのスペック
(図:フォーマルハウト・テクノ・ソリューションズ)
[画像のクリックで拡大表示]

 5G moto modはモトローラが発売しているmoto z3シリーズと組み合わせて使用することを前提としている。moto z3はもちろん単独でも使用可能だが、背面に様々な機能増強モジュールを接続できるという特徴がある。大容量の2次電池ユニット、高性能カメラユニット、高音質スピーカーユニットなどが発売されており、バリエーションの1つとして本機が登場した。

 28GHzという、これまでのスマホよりはるかに高い周波数で通信するモデムユニットの中はどうなっているのだろうか。さっそく分解していこう。

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら