3年ほど前から急速に認知度が高まった仮想通貨。その一番手は「ビットコイン」である(関連記事「Networkキーワード ビットコイン」)。その歴史は意外にも古く、日本人名で投稿された論文に基づいて2009年にスタートした。近年、関連用語として「ブロックチェーン」や「フィンテック」などが広く知られるようになっている。

 ビットコインを入手するには、二つの方法がある。一つは、「仮想通貨」という名前の通り、自分が持つ現金をビットコインに“両替”すること。仮想通貨交換会社に口座を開設することで、誰でもビットコインを得ることができる。ちなみにこの原稿を執筆している2019年3月末の交換レートは、1ビットコイン=45万9871円だった*1

*1 その後ビットコインは急騰し、2019年4月3日には1ビットコイン=55万円前後で推移していた。

 そしてもう一つは、発行されたビットコインをやり取りする際に発生する膨大な計算能力を提供して報酬を得る方法である。銀行のATM網の一部になる、とでも言えるかもしれない。今回はこの特化した製品、いわゆる「マイニングマシン」を分解していく。

中国Bitmainのマイニングマシン「Antminer S9」の外観
牛乳パックのように四角く細長い形状をしている。外形寸法は 135mm×158mm×350mm、重さは4.2kg。前と後ろに冷却ファンを備えるのが特徴(図:フォーマルハウト・テクノ・ソリューションズ)
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