「軽快さと重厚感」を併せ持つデザイン

LocHal内部。既存建物の古い構造を生かした設計となっている(写真:© Arjen Veldt Fotografie)
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LocHal内部。高い位置にある窓から自然光が入り、古い構造体のハードな印象を和らげるような緑化が鮮やかだ(写真:© Arjen Veldt Fotografie)
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 オランダ鉄道の修理デポだったLocHalは、鉄骨造のシンプルなつくりで、一般的には保存する価値のあるものとはあまり見なされないタイプの建築かもしれない。しかし、改修された今の姿は、修理デポの大空間が持つ軽快さと、時の流れを感じさせる重厚感を併せ持った魅力的なスペースとなっている。うまい!と膝を打った。

LocHal外観。線路のすぐ脇に立ち、かつて修理デポだったことが容易に想像できる(写真:© Arjen Veldt Fotografie)
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アラップの関連サイト(英語)

プロジェクト概要

クライアント:ティルブルフ市(City of Tilburg)
延べ面積:1万1200m2
意匠設計者:Civic Architects
保存・改修:Braaksma & Roos Architectenbureau
内装・ランドスケープ・テキスタイル:Inside Outside/Petra Blaisse
ランドスケープ:Donkergroen
図書館とオフィスの内装:Mecanoo
構造設計・環境設計・火災安全設計・照明デザイン・音響設計:Arup

菊地 雪代(きくち・ゆきよ)
菊地 雪代(きくち・ゆきよ) アラップ東京事務所アソシエイト/シニア・プロジェクト・マネージャー。東京都立大学大学院工学研究科建築学専攻修了後、設計事務所を経て、2005年アラップ東京事務所に入社。一級建築士、宅地建物取引士、PMP、LEED評価員(O+M)。アラップ海外事務所の特殊なスキルを国内へ導入するコンサルティングや、日本企業の海外進出、外資系企業の日本国内プロジェクトを担当。