伊仏合弁STマイクロエレクトロニクス(STMicroelectronics)は、無線通信回路を1ダイに集積したArmコアマイコン「STM32W」の第2弾シリーズとして「STM32WL」を発表した(ニュースリリース)。2019年9月に東京で開催されたArmコアマイコン「STM32」の説明会でSTM32WLはちらっと紹介された(関連記事1)。今回、詳細が正式発表された。

「STM32WB」と「STM32WL」の違い。STMicroelectronicsのスライド
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 同社はSTM32Wの第1弾シリーズとして「STM32WB」を2018年2月に発表している(関連記事2)。2019年11月にはその廉価版(バリューライン製品)の「STM32WB50」が追加された(関連記事3)。第1弾シリーズのSTM32WB/WB50は2.4GHz帯の無線通信回路を集積し、Bluetooth 5.0やZigBee 3.0、Open Threadといった2.4GHz帯を使う無線通信の主なプロトコルをサポートする。

「STM32WL」はLoRa変調に加えて、GFSK(Gaussian Filtered Frequency Shift Keying)やGMSK(Gaussian Filtered Minimum Shift Keying、BPSK(Binary Phase Shift Keying)といった変調が扱える。STMicroelectronicsのスライド
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 一方、第2弾シリーズであるSTM32WLは、サブ1GHz(150M~960MHz)の無線通信回路を集積する。通信プロトコルとしては、LoRaWANをまずサポートする。STM32WLはLoRa変調に加えて、GFSK(Gaussian Filtered Frequency Shift Keying)やGMSK(Gaussian Filtered Minimum Shift Keying)、BPSK(Binary Phase Shift Keying)といった変調が扱える。これで、Sigfox(2020年上期予定)や各種の独自プロトコルのサポートが可能だという。STM32WLはリモート環境センサーやメーター、トラッカー、プロセスコントローラーなどに向ける。

「STM32WL」の応用分野と特徴。STMicroelectronicsのスライド
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