足利銀行で2020年1月6日、ATMが停止するトラブルが発生した。同日夜に復旧作業を進め、1月7日は午前7時のATM利用開始時刻から正常に稼働している。

群馬県桐生市内にある足利銀行の店舗
(出所:足利銀行)
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 このほど、トラブルが起こった原因が日経 xTECHの取材で明らかになった。2019年末から2020年初にかけて切り替え作業を進めていた新しい勘定系システムのプログラムにバグがあった。

記帳のページめくりにバグ

 トラブルは、磁気型のキャッシュカードと通帳の両方をATMで使い、通帳に記帳する際にページめくりが発生するケースで起こった。ATMは通帳を取り込んだまま停止し、上部や画面に取引中止のメッセージを出した。こうなるとATMを手動で復旧するしかない。

 IC型のキャッシュカードと通帳を使ったATM取引では問題は生じなかった。ただ混乱を避けるため、足利銀行は1月6日の午前10時からATMでの通帳利用を全面的に取りやめ、窓口対応に切り替えていた。

 足利銀行は現在も磁気型キャッシュカードを発行しており、口座開設時に利用者に磁気型かIC型かを選んでもらっている。IC型は通帳とカードの口座番号は同じだが、磁気型は導入時期が古いため通帳とカードで口座番号が異なる。具体的にはカードの口座番号は「通帳の口座番号」の下一桁に1を足した数字になる。

 例えば通帳の口座番号が「1234567」なら、磁気型キャッシュカードの口座番号は「1234568」となる。通帳の口座番号下一桁が「9」の場合は、キャッシュカードの口座番号の末尾は「0」になり繰り上がりはしない。「口座番号の下一桁はチェックデジットや口座番号を間違えた取引を検知しやすくするために、余裕を持って開けて使っている」(足利銀行総合企画部)。

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