東芝は血中のマイクロRNAを検出し、がん患者と健常者を判別するリキッドバイオプシーの技術を開発した。2020年から東京医科大学などと共同で実証試験を始める。

 東芝はマイクロRNAの検出に必要な「マイクロRNAチップ」と小型の検出装置を独自に開発した。マイクロRNAは約2500種類あるとされるが、東芝はその中から種類を絞って検出する。マイクロRNAチップには、マイクロRNAに結合する人工配列がセットされている。被験者の血液をマイクロRNAチップに添加して検出装置でマイクロRNAを電気化学的に検出し、その後濃度の総量を算出する。マイクロRNAがある濃度より濃い場合はがんの可能性があると判別する。

マイクロRNAチップ
(写真:日経 xTECH)

 東芝の技術は、網羅的にマイクロRNAを検出するのではなく種類を絞って検出するため、検査時間を約2時間に短縮できる。東芝によると、他社が開発している方法では早くても4時間程度かかっているという。また、網羅的にマイクロRNAを解析する「マイクロアレイ」を利用する方法や、「リアルタイムPCR」を使って検出する方法と比較して安価に検査できるとしている。

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