京浜急行電鉄(以下、京急)は2019年11月12日、国土交通省で会見を開き、2019年9月5日に横浜市内の踏切で発生したトラックとの衝突による快特列車の脱線事故について、これまでの説明を一部訂正し、再発防止策を打ち出した。その中で、列車の運転士に異常を知らせる発光信号機が、事故の発生した踏切の600m手前からは目視できなかったと明らかにした。京急は当初、同地点から目視できると説明していた。

事故が発生した神奈川新町第1踏切と発光信号機などの位置関係図。あくまでイメージであり、実際の縮尺とは異なる。(出所:京浜急行電鉄)
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「カーブしており、柱などの障害物があるので見えない」

 京急によると、異常を知らせる発光信号機は、事故が発生した神奈川新町第1踏切(以下、第一踏切)の中心から約10m、約130m、約390m(当初の説明では約340m)の地点にそれぞれ設置している。踏切に設置された障害物検知装置が、踏切上の人や自動車などの障害物を検知すると、これら3カ所の発光信号機が赤く点滅。運転士に異常を知らせる仕組みになっている。

神奈川新町第1踏切中心から約390m離れた地点にある発光信号機の列車からの見通し状況。第1踏切中心から約570m離れた地点で撮影。(出所:京浜急行電鉄)
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 京急は当初、第1踏切の中心から約390m離れた地点にある発光信号機が、同踏切中心から約600m離れた地点で目視できると説明していた。しかし、その後の調査で、同地点は左にカーブしており、電柱や駅の柱などが障害となるので、列車の運転士は発光信号機を目視できないと判明。実際には同地点より第1踏切に約30m近い地点(第1踏切中心から約570m離れた地点)でないと目視できないと今回、訂正した。

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