図1 フランス・ダッソーシステムズ社ソリッドワークスCEOのジャン・パウロ・バッシー氏
(写真:日経 xTECH)
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 フランス・ダッソーシステムズ(Dassault Systemes)社ソリッドワークス(SOLIDWORKS)ブランドCEOのジャン・パウロ・バッシー(Gian Paolo Bassi)氏は2019年11月8日、東京都内で開催したイベント「SOLIDWORKS WORLD JAPAN 2019」で、クラウドベースの製品開発ツールの提供方針について説明した(図1)。「SOLIDWORKSのDNAである使いやすさ、覚えやすさ、手頃な導入費用という特徴を受け継ぎつつ」(同氏)、クラウドベースのプラットフォームで動く曲面デザインツール、パラメトリックなモデリングツール、シミュレーションツール、データ管理ツールなどを揃えて、製品開発のコンセプト設計段階から製造までを支援するという。「(クラウドベースのツールに関しては)プロダクト(個別のソフトツール)中心からプラットフォーム中心へ考え方を転換する」(同氏)と述べた。

 同氏によれば、ダッソーのデータ基盤「3DEXPERIENCE」プラットフォーム上で動かす「3DEXPERIENCE.WORKS」は、3D-CADの一部機能に相当する曲面モデリングやパラメトリックモデリングの機能の他、プロジェクト管理や変更管理のための「ENOVIAWORKS」、構造解析などのシミュレーション機能の「SIMULIAWORKS」、製造準備・管理用機能の「DELMIAWORKS」(買収したIQMS社のツール)などで構成する。これらの機能の品揃えを今後増やし、意匠デザイナーや設計者、生産技術者、解析計算担当者などがそれぞれに向いた機能を使い、データを共有して共同で作業を進められるようにしていく考えだ(図2)。

図2 3DEXPERIENCE.WORKSによるコラボレーションのイメージ
左からプロジェクト管理者、意匠デザイナー、設計者、構造解析の各担当者が情報基盤とそれぞれに向いた機能を使い、作業を進めていく例。情報基盤は青色の「Business Innovation」と黄色の「Industry Innovation」の部分。Business Innovationはメッセージのやり取りによるコラボレーションを支援する役割を持ち、3つずつ並ぶアイコンはソーシャルネットワーキング機能「3D Swym」、ストレージ機能「3DDrive」、3Dビューイング機能「3DPlay」。Industry Innovationは製品設計データの共有を支援する役割を持ち、2つ並ぶアイコンは3D-CAD/CAM/CAEのデータベース機能「3D Space」、データ管理機能「ENOVIA Ccollaborative Lifecycle」。白地部分のアイコンはアプリケーションを指し、クラウド上ではなくデスクトップで動く「SOLIDWORKS」を含む。(出所:Dassault Systemes)
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 3DEXPERIENCEプラットフォームは、コラボレーションやプロジェクト進行を支援する「Business Innovation」と、主に3D設計データの共有に用いる「Industry Innovation」で構成。Business Innovationはソーシャルネットワーキング機能「3D Swym」、ストレージ機能「3DDrive」、3Dビューイング機能「3DPlay」などを含む。Industry Innovationは3D-CAD/CAM/CAEのデータベース「3D Space」、データ管理の「ENOVIA Ccollaborative Lifecycle」などの機能を含む。

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