ホンダの世界販売台数が500万台を割り込む公算が大きくなった。同社が2019年11月8日に発表した2019年度通期(2019年4月~2020年3月)の見通しによると、前年度に比べて2.6%減少の497万5000台になる。世界販売が500万台を割り込むのは4年ぶりである。

 同日に開いた2019年度上期(2019年4~9月)の連結決算会見で、同社副社長の倉石誠司氏は、「500万台の維持にはこだわっていない。四輪事業の収益性の改善に今後も力を入れていく」と強調した(図1)。

図1 ホンダ副社長の倉石誠司氏
(撮影:日経Automotive)
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 2019年度通期の世界販売台数を地域ごとに見ると、日本や北米、欧州、アジアなど全ての地域で前年度に比べて販売台数が減る。日本とアジアの減少が大きく、日本は5万5000台減少の64万5000台、アジアも5万5000台減少の211万台である(図2)。

図2 2019年度通期の世界販売台数
(出所:ホンダ)
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 日本の減少は、電動駐車ブレーキ(EPB)の不具合によって軽自動車「N-WGN」の生産を2019年9月に停止したことや、次期小型車「フィット」の発売を2019年11月から2020年2月に延期したことによる(関連記事)。アジアの減少は、インド市場の不振が最大の要因だ。

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