フィリップス・ジャパンが、深い睡眠の質を高めるとするデバイス「SmartSleep ディープスリープ ヘッドバンド」を2019年11月26日に発売する。就寝時に頭部に巻いて利用する。希望小売価格は4万2380円(税別)。同製品については、2019年6月からNASAが実証実験を行っているほか、調査では2週間の利用で約70%のユーザーが日中の疲労感が軽減した・活力が増したと感じているという。

「SmartSleep ディープスリープ ヘッドバンド」
(撮影:日経 xTECH)
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 睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2種類があるとされる。さらにノンレム睡眠は浅い〜深いの3段階に分類される。「深い睡眠」時は、体内の修復・回復を促す成長ホルモンが多く分泌されるほか、脳も休まるという。今回の製品では、ノンレム睡眠のうち一番深い睡眠を検知した時に特定の周波数の音を発することで、深い睡眠の時間を長くするとする。

「SmartSleep ディープスリープ ヘッドバンド」は脳波から睡眠状態を検出、音により深い睡眠の時間を長くする
電源ボタン部分に2次電池を内蔵しており、制御基板なども内蔵するとみられる。(資料:フィリップス・ジャパン、撮影:日経 xTECH)
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本体は柔らか
額上の電池部分を除くと全体的に柔らかく、装着感は良いとする(撮影:日経 xTECH)
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アプリと連動
スマホ用専用アプリ「SleepMapper」を使って、睡眠状態の可視化などが可能。右側のスマホ画面にある「睡眠ブースト」の数値は深い睡眠の時間を長くするという音を発した回数と時間を評価した数値。大きいほど効果が高く、深い睡眠を長くとれたとみなせる(資料:フィリップス・ジャパン、撮影:日経 xTECH)
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 日本での発売前に製品を試したというメジャーリーガーの前田健太氏は「起きたときにスッキリ感がある。これまでは寝ているつもりでも起きた時に眠いと感じる日が多かった。それがない。ベッドでゴロゴロせず、起きてすぐ行動に移せる」と絶賛していた。「シーズン中は時間の制限から睡眠時間が削られるなど日によってバラバラになり、睡眠をコントロールするのが難しい。(今回の製品を使って)睡眠を管理できるようになるのはありがたい」(前田氏)。

 睡眠時間はある程度の時間が必要とされているが、睡眠時間が確保できず、日中に眠気や作業効率の悪さを感じている人は多い。現在日本は平均睡眠時間が7時22分で世界最短とされており(「経済協力開発機構(OECD)レポート 2018」)、特に男性よりも女性の方が睡眠時間が短いという特徴があるという。日本人の約4割は睡眠時間が6時間未満で、800万人が睡眠になんらかの課題を抱えているとされる。フィリップス・ジャパン 代表取締役社長の堤 浩幸氏は「この層が今回の製品ターゲットになる。フィリップスが睡眠から日本の健康な生活を変える」との意思を明らかにした。同製品は米国や欧州などで既に発売済み。今後は睡眠に問題を多く抱えるとされる、中国をはじめとするアジア地域へと拡大する計画という。

発表会の様子
フィリップス・ジャパン 代表取締役社長の堤 浩幸氏(左から3人目)、メジャーリーガーの前田健太氏(右から2人目)らが登壇した(撮影:日経 xTECH)
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