結晶シリコン型への関税を決定

 中国などからの安価な太陽電池製品の大量流入により、米国内で生産していた太陽電池メーカーは収益性が悪化し、次々と事業から撤退、または破綻に追い込まれた。国内製造業を保護するため、トランプ政権は昨年1月、結晶シリコン太陽電池 (CSPV)の輸入製品に対して4 年間にわたり関税を課すことを決定した。

 具体的には、まず、1年目にCSPVのセル(発電素子)とモジュール(太陽光パネル)の輸入価格に30%が課され、4年間にわたり、関税率は年々5%ずつ下げる。各年で、輸入セルの最初の2.5GWには関税は課されない(図1)。関税2年目の今年2月からは関税率が25%に下がったが、米国の太陽電池輸入は昨年からどのように変わってきたのだろうか?

図1●輸入CSPVセルとモジュールへの「セーフガード」関税
(出所:筆者作成)
[画像のクリックで拡大表示]