日立オートモティブシステムズは2019年10月14日に、帯広市にある同社の「十勝テストコース」で技術試乗会を開いた。一般道における「レベル3」以上の自動運転に向けた制御システムを公開し、同システムを搭載する実験車を用いたデモを行った(図1)。

図1 追従走行で使った実験車
(出所:日立オートモティブ)
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 試乗会で公開した第1の技術は、一般道における自動追従の精度を高められるシステムである。大きな舵角で旋回する場合や急な操舵が求められる場合などでも、あらかじめ設定した軌道を正確に追従できるのが特徴である。

 SAE(米自動車技術会)が定めるレベル3以上の自動運転では、加減速や操舵などの操作の責任をシステムが追う。大きな舵角旋回や急な操舵などが求められる一般道における走行では、センサーで収集した前方の情報に基づいて車両を制御しても、実際の走行状態が目標の軌道からずれてしまう場合があった。

 日立オートモティブが公開したシステムは、センサーで収集した情報(目標点)をすぐに制御に使うのではなく、自動運転ECU(電子制御ユニット) 内にいったん蓄積する。蓄積した過去から現在までの情報を用いて走行軌道を作成し、その軌道を基にして車両を制御する。これにより、目標の軌道を精度良く追従できるようになったという(図2)。

図2 従来技術と開発技術の比較
(出所:日立オートモティブ)
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