NTTドコモは2019年10月11日、AI(人工知能)を使ったとする保険サービス「AIほけん」を2019年12月に発売すると発表した。東京海上日動火災保険との共同開発で、スマートフォンアプリを通じて契約希望者にあった損害保険のプランをAIがお勧めするという。

AIほけんを発表したNTTドコモの吉沢和弘社長(左)と東京海上日動の広瀬伸一社長
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 NTTドコモはタクシー乗車の需要予測や自動翻訳などでAI開発の実績を上げつつある。ITと金融事業を融合したFinTech強化の試金石でもあり、吉沢和弘社長は「2社の強みを持ちよって1年の開発期間を掛けた」と会見で意気込みを語った。今後数年内に、AIほけんの契約者を数十万件規模獲得するとの高い目標を掲げた。

 しかしNTTドコモがAIほけんに組み込んだのは、タクシーの需要予測や自動翻訳で実績を上げた最新の深層学習(ディープラーニング)技術ではなかった。基本的には「ルールベース」と呼ぶ一昔前の手法を使う。人為的に設定したルールに基づいて保険のプランを提案する。

 保険サービスの販売実績や契約者のデータをAIが自己学習して、お勧めの精度を高めるといったAIならではの手法も当面は使わないという。最新のAI技術を使わなかったのは、金融サービスならではの問題が立ちはだかったからだ。

人が持つお勧めの知見を「AI」でルール化

 NTTドコモはAIほけんを開発するに当たり、東京海上日動火災保険が既に商品化している対人・対物の損害賠償保険やケガの保険、がん保険など7つの保険商品を組み合わせた。NTTドコモはAIを使ってこれらのサービスを推奨・販売する代理店の位置付けだ。

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