NECは2019年10月から「建設現場顔認証forグリーンサイト」のサービス提供を開始した。専用のカードリーダーを使わず一般的なスマートフォンなどで作業員の顔を認識して入退室を管理できる。新たに200社以上の元請け会社が利用する建設現場の労務管理システムである「グリーンサイト」と連携。情報登録の手間を省き、作業員の入退室管理業務をよりスムーズにした。

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NECの「建設現場顔認証入退管理サービス」が建設現場の労務管理システム「グリーンサイト」と連携
(出所:NEC)

顔認証技術で素早く入退場管理

 NECが6月に提供済みの「建設現場顔認証入退管理サービス」を利用している複数の企業から要望を受け、MCデータプラスと連携して提供する。使い始めるに当たっては、まず現場管理者が新規入場者の顔写真を撮影し、名前などの情報と共に登録する。登録された作業者は専用アプリを導入したタブレットやスマホを使い、端末のカメラで自分の写真を撮る。

顔を撮影すると数秒で認証、入退場履歴がクラウド上に記録される
(出所:NEC)
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 次にアプリで作業現場を選択し、入場もしくは退場のボタンをタップ。アプリが顔写真の撮影モードに変わり、撮影するとクラウドに送って2秒ほどで認証する。撮影した端末のGPS情報と共に、入退場記録がクラウド上に記録される。データはCSV形式で出力できる。

 作業員の出入りを効率的に管理することができるようになり、安全性の向上にもつながる。クラウド上で認証するため、専用機器の導入は必要ない。インターネットで申し込めば、すぐに使い始めることができる手軽さが売りだ。

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NECの建設現場顔認証入退管理サービス
(出所:NEC)

 サービスの利用料は従量課金制で、初期費用がかからない。作業員1人が1日に1つの現場を入退場認証するごとに30円(税別)。大規模な建設現場ではボリュームディスカウントもある。「建設現場顔認証forグリーンサイト」は2020年9月まではキャンペーン価格で、作業員1人が1日に1つの現場を入退場認証するごとに20円(税別)。3年間で1万現場への導入を目指している。

 作業員がスマホやタブレットを持っていなくても、アプリを導入した端末ならどれを使っても入退場の記録ができる点も使いやすさのポイントだ。1台の共有端末で作業員全員の入退場を管理したり、職長が部下全員の入退場を管理したりもできる。作業員が自身のスマホを使って入退場記録を不正に入力する事態を防ぐため、入退場の処理ができる範囲を限定する機能を追加予定だ。

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