消費増税を機にキャッシュレス決済の還元キャンペーンが相次ぐ中、これまで「定期的」と言っていいほど20%還元を打ち出し続けているのがNTTドコモだ。現在もスマホ決済「d払い」で代金を支払うと、20%相当のdポイントを還元する「d払い20%還元キャンペーン」を2019年10月14日まで展開している。

d払いのアプリのダウンロード数は900万件を超えた
(出所:NTTドコモ)
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 今回は還元の上限が3000円相当(3000ポイント)と低めなものの、競合他社では「店頭での支払い」限定が多い中で「Amazon.co.jp」などネット通販も対象となっている。しかも金土日にはネット決済が最大25%還元と高い還元率を誇る。NTTドコモ プラットフォームビジネス推進部の田原務ウォレットビジネス推進室長は「2019年度はまだまだキャンペーンを打っていく予定」と意気込みを見せる。

 d払いはドコモの携帯電話を契約していなくても利用でき、契約している場合は携帯電話料金と合算して支払える。7000万人超の契約者を持つ同社だけに、d払いの登録手続きが簡単に済む利用者は多い。田原ウォレットビジネス推進室長は、「ドコモユーザーは毎月の支払料金に応じたdポイントを持っており、このポイントはd払いでの支払いに充当できる。気軽にポイントを使えることもメリット」と強調する。

 ドコモのキャンペーンで特徴的なのは実施頻度の高さだ。2019年は3月、4月、7月、8月、9月と既に5回目を数える。携帯電話の契約数が日本で最も多く、気軽に使えるポイントもあるという圧倒的なアドバンテージを持った同社が、なぜここまで必死にキャンペーンを展開するのか。裏を返せば、それだけd払いの普及が遅れているのではないかと疑いたくなる。

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