京セラは、“クレイ型”と呼ぶ新タイプのLiイオン2次電池を使った住宅用蓄電システム「Enerezza(エネレッツァ)」を製品化し、2020年1月から生産を開始すると発表した。当初は少量限定生産だが、2020年秋以降に量産に移行する計画。パワーコンディショナーやリモコンと組み合わせた住宅用蓄電システムとして、年間2万台の販売を目指すという。

クレイ型Liイオン2次電池を使って初めて製品化した住宅用蓄電システム
「2019年度 グッドデザイン賞」を受賞するなど、デザインや操作性に力を入れて商品化。(写真:日経 xTECH)
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 このLiイオン2次電池は、米24Mテクノロジーズ(24M Technologies、以下24M)が基本技術を、京セラが量産技術をそれぞれ担当して共同開発を進めてきた。電極を形成する材料にバインダー(結着材)や溶媒を含まない粘土(クレイ)状の材料を使うため、従来品に比べ5、6倍の“厚塗り”ができる。そのため製造プロセスが簡素化でき、金属箔の使用量なども減るので、低コスト化しやすいという特徴がある(関連記事)。また、構造的にエネルギー密度を向上させやすいという利点もある。

 京セラは、これまで外部から電池を購入して定置型蓄電池システムを販売してきたが、今回初めてLiイオン2次電池の生産に参入したことになる。

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