午前中には稼働停止

 被災した水上メガソーラー(大規模太陽光発電所)は、東京センチュリーと京セラが共同出資する京セラTCLソーラー(東京都千代田区)が発電事業者となっている。山倉ダムは、千葉県企業庁の管理する工業用水専用のため池で、水面約18万m2を賃借し、5万904枚の太陽光パネルをフロート式架台に設置した。

 連系出力は11.5MWで、固定価格買取制度(FIT)を利用し、東京電力エナジーパートナーに売電している。設計・施工は京セラコミュニケーションシステム(KCCS)が担当し、パネルは京セラ製の出力270W/枚の製品、パワーコンディショナー(PCS)は、ドイツのSMAソーラーテクノロジー製(500kW機)、フロート式架台はフランスのシエル・テール製を導入した。維持管理は、京セラソーラーコーポレーションが担当している。

 京セラ・広報担当者によると、9日未明に台風15号が千葉県を通過した後、日の出とともに「千葉・山倉水上メガソーラー発電所」に異常の発生したことを遠隔監視システムなどで察知し、午前中には稼働を停止して、送電系統から解列させたという(図3)。

図3●午前中には稼働を停止し、系統から解列した。写真奥がPCS
(出所:日経BP)
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 同社では、現在、原因の調査・分析を急いでいるが、「一般的に太陽光発電所は、稼働を停止しても太陽光パネルに日光が当たると電流が発生するため、損傷による漏電などで発火する可能性がある。今回もそうしたケースかもしれない」(京セラ広報部)としている(図4)。

図4●稼働停止しても太陽光パネルは発電する
(出所:日経BP)
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