PayPayやメルペイ、LINEPayなどスマートフォンを使った決済サービスが群雄割拠する中、クレジットカード大手のJCBがキャッシュレス決済の普及に本腰を入れ始めた。2019年8月16日に始めたキャンペーン「JCBでスマホ決済!全員に20%キャッシュバックキャンペーン!」だ。Apple Payまたは、Google PayにJCBグループが発行したクレジットカードを登録してスマホ決済すると、利用額の20%を還元する(2020年3月10日支払いのカード料金から還元額を差し引く)大盤振る舞いである。

JCBが過去最大の還元キャンペーンを始めた
(出所:JCB)
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 驚くべきはその条件の“緩さ”だ。まずカード1枚で最大1万円(利用額5万円)まで還元する。個人が複数のJCBカードを持っている場合、それぞれで1万円まで還元される。仮に5枚保有していれば5万円還元されるわけだ。キャンペーン期間は2019年12月15日までで、JCBによると4カ月の期間途中で打ち切ることはないという。今からクレジットカードを作成して使っても対象になる。

 使える場所はコンビニやイオングループなどのスーパー、吉野家をはじめとする飲食店など計92万カ所。QUICPayやQUICPay+が使えるところが条件になる。ヨドバシカメラやビックカメラなどほとんどの家電量販店も対象になっている。

 「Apple WatchとiPadを購入した」。都内在住の40代男性はこう打ち明ける。この男性のように、割引がほとんどないApple製品を購入する人も多い。

 実はJCBは家族カードにも1枚当たり1万円まで還元する。この男性は自分と家族カードの2枚分の枠を使い切って製品を購入した。

 昨今の大規模還元の火付け役として記憶に新しいのは、2018年末にPayPayが仕掛けたキャンペーンだろう。還元率は支払額の20%相当。JCBが現在実施しているキャンペーンの還元率も20%で、上限額も1枚当たり1万円と高い。同じ数字で再び大型還元キャンペーンが登場したわけだ。

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