日本生命保険はグループ各社の経営トップが会談する「グローバル・エグゼクティブ・フォーラム」を2019年9月3~4日にかけて開催した。日本生命のほか海外から8社が参加。米国にインド、中国、ミャンマー、インドネシアと顔ぶれは多彩だ。東京・お台場の会場に集った各社トップと日本生命の清水博社長は、デジタル技術を駆使したイノベーションをテーマに意見を交換。グループ各社の連携を強化する方針を確認した。

日本生命の清水博社長
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 日本生命はグローバルでの生命保険や資産運用の事業拡大に向け、世界各地の保険会社などに出資している。各社のトップを集めた会合を設けたのは2018年度から。各社の経営戦略や課題に関する意見を交換し、有用な事例や知見を共有したり価値観を浸透させたりするのが狙いだ。今回の会合ではソーシャルメディアを利用した業務改善や顧客向けアプリケーションの活用事例などを議論した。

Facebook上で研修、保険料5割アップ

 参加した1社がインドのリライアンス・ニッポンライフ・インシュアランス(RNLI)である。日本生命は2011年10月に同社へ出資。2016年3月には出資比率を49%に引き上げて現在の社名に変更した。経営陣を送り込んでいるほか、日本生命の営業職員の活動モデルを参考に販売チャネルを立ち上げるなど連携を強めている。

世界各国のトップが「イノベーションに向けた取り組み」などを議論した
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 RNLIのアシシュ・ボラ最高経営責任者(CEO)はFacebookを従業員の研修に利用している事例を紹介した。同社は2017年度から、「Digi30」と呼ぶ研修動画をFacebook上で配信している。生命保険の商品内容や企業のコンプライアンス、税務など内容は多岐にわたる。従業員は拠点の朝礼時に動画研修を通して新たな知識を学べる。

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