スマホで患者が症状を報告、医薬品の評価の新たな手段として急浮上

2019/08/07 05:00
高橋 厚妃=日経 xTECH/日経デジタルヘルス

 「痛みの程度を教えてください」――。医薬品の臨床試験に参加する患者がスマートフォン(スマホ)のアプリに痛みの程度を入力し、主観的に医薬品を評価する。こうした患者の主観的な症状の報告は、「Patient Reported Outcome (PRO)」と呼ばれる。昨今、製薬企業がアプリを利用して電子的にPROを収集するケースが増えている。

 米メディデータ・ソリューションズ(Medidata Solutions)は、電子的にPROを収集するプラットフォームを製薬企業向けに提供している。このほど、同社の日本法人がプラットフォームの導入件数について公表した。

アプリのイメージ
(出所:メディデータ・ソリューションズ)
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 メディデータによると、同社のプラットフォームは、現在世界の200の臨床試験で利用されている。2018年に同社のプラットフォームを利用してPROを評価した世界の臨床試験の数は、2014年と比較して12倍以上だった。これまでに2500以上の医療機関で22万3000人の患者が利用した。日本では、14の製薬企業が合計29の臨床試験で利用している。国内では、皮膚領域や感染症領域などでの利用が多いという。

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