アルプスアルパインとフリービットは、CASE(Connected, Autonomous, Shared & Services, EV)やMaaS(Mobility as a Service)の時代における「シームレスカーライフ」の実現に向けて、業務提携を結んだ。2019年7月23日に東京都内で記者説明会を開き、ブロックチェーン基盤を使ってクルマのデジタルキーを管理する「Car Key Platform」のデモンストレーションを披露した(図1)。

図1 アルプスアルパイン副社長の米谷信彦氏(左)とフリービット会長の石田宏樹氏(右)
(撮影:森元美稀)
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 説明会に登壇したアルプスアルパイン副社長の米谷信彦氏は、「ナビゲーションシステムやオーディオも含めてスマートフォン1つあればいいという世界がそろそろ来る。脅威だ」と車載情報機器が主力の同社は危機感をにじませる。

 クルマを所有せずにシェアリングサービスを利用する人が増えつつある中、「プラスアルファの価値を付けてクルマに関わる人たちに安心・快適・感動をというサービスを提供したい。いわゆるコネクテッド領域で『シームレス・モビリティ・ライフ』を目指して、家から目的地まで、車に乗る前後を含めてどこまでサービスを提供できるか考え、ビジネス化する。アルプスアルパインだけでは実現できないので、以前から付き合いのあるフリービットと組むことにした」(米谷氏)と提携の狙いを語った(図2、3)。

図2 アルプスアルパインの車載事業の方向性
(出所:アルプスアルパイン、撮影:森元美稀)
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図3 フリービットとの業務提携スコープ
(出所:アルプスアルパイン、撮影:森元美稀)
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 フリービットは中期経営計画で、「モバイル革命」「生活革命」「生産革命」の3領域に集中的な投資を進めている。同社会長の石田宏樹氏は「フリービットはモバイル業界からクルマを見ているので(アルプスアルパインと)視点が違う。だからこそ協業の意味がある」とする。「部品の売り切りではなく、サービスとして事業者に提供したい」(石田氏)と意気込む。

 具体的に両社が進めているのが鍵のサービス化だ。デジタルキー技術「Car Key Platform」を開発した(図4)。

図4 「Car Key Platform」の特徴
(出所:フリービット)
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