ヤマハ発動機は農業用の無人走行車両(Unmanned Ground Vehicle:UGV)を内製し、試作車両を使った走行試験を始める(図1)。静岡県浜松市の体験型テーマパーク「はままつフルーツパーク時之栖(ときのすみか)」内の果樹圃場で運用する。期間は2019年8月から2020年3月まで。徒歩程度の速度で走らせ、UGVの走行性能や、カメラを使った画像処理技術などを検証。量産に向けて課題を洗い出す。

図1 ヤマハ発動機が内製する農業用UGVの試作車両
(出所:ヤマハ発動機)
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 ヤマハ発は2013年ごろから4輪バギー(All Terrain Vehicle:ATV)をベースにした無人走行車両を手掛けてきたが、農業用UGVとして内製した車両を広く公開するのは初めてとなる。

 今回、圃場を使った試験走行の目的は2つある。まず、凹凸や斜面、障害物などがある地形での走行性能を試すことだ。そして、無人走行に使う画像処理技術や、位置情報技術を蓄積し、量産化に向けて処理の精度を高めることである。

 車両周辺の障害物はカメラを使って検知すると見られる。ヤマハ発は画像処理技術の向上を目指し、2018年9月にはGPU(画像処理半導体)メーカーの米エヌビディア(NVIDIA)と協業。2019年5月にはIPコアプロパイダーのディジタルメディアプロフェッショナル(DMP、本社東京)との資本業務提携を発表した。

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