ソフトバンクは2019年7月26日から28日まで、音楽フェス「FUJI ROCK FESTIVAL '19(フジロック)」で、5G(第5世代移動通信システム)のプレサービスを提供した。同社は、音楽フェスにおけるプレサービス、および5G周波数割り当て後にユーザーが体験できるプレサービスとして国内初としている。

 競合のNTTドコモは2019年9月のラグビーワールドカップで5Gプレサービスを提供すると発表済み。KDDI(au)も5Gプレサービスは9月からと明言しているため、日本の携帯大手ではソフトバンクが先陣を切ったと言ってよい。

VRでフジロックを楽しむ

 ソフトバンクはフジロックの会場である新潟県湯沢町の苗場スキー場にプレサービス用の5Gネットワークを構築した。これを用いて提供したのが、VR(仮想現実)によるライブ映像視聴サービスだ。

ソフトバンクの5Gプレサービス用のアンテナ
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 同社ブースに用意したVRヘッドセットを装着すると、VR空間にアバターとして参加し、5Gネットワーク経由で配信されたYouTubeのライブ映像を視聴できる。同ブースや「テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り SUMMER STATION」の同社ブースから参加した他のアバターとコミュニケ―ションを取ることも可能だ。

 開催初日は、VRによるライブ映像の視聴を希望する人が次々とソフトバンクブースを訪れ、受け付けを一時的にストップするほどだった。

フジロック会場内のソフトバンクブース
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フジロック会場のソフトバンクブースでは、VRヘッドセットを使ってライブ映像を視聴できた
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VRヘッドセットで見える映像のイメージ。アバターとなってステージを見たり、他のアバターとコミュニケーションを取ったりできる
(出所:ソフトバンク)
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 カメラで撮影した会場内の混雑情報を表示できるスマホアプリ「FUJI ROCK '19 by SoftBank 5G」と、3D空間で再現したフジロックの会場を歩き回れるスマホアプリ「FUJI ROCK'19 EXPerience by SoftBank 5G」も提供した。いずれも会場内に設置したカメラで撮影し、5Gネットワーク経由で送った会場の状況のデータなどを使用している。

会場内に設置されたカメラ。撮影した映像を5Gネットワーク経由で送る
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カメラで撮影した各エリアの混雑状況は、ソフトバンクブースのモニターでも確認できた
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