リコーが医療機器として申請へ、神経機能を可視化する「脊磁計」

2019/07/26 05:00
高橋 厚妃=日経 xTECH/日経デジタルヘルス

 東京医科歯科大学と金沢工業大学、リコーは、脊髄の神経の機能を可視化するシステム「脊磁計」を共同開発し、腰部などの神経磁界を計測することに成功した。神経が損傷した部位の特定に利用できる。リコーは、2020年にも医療機器として承認申請を行う計画だ。2019年7月24日、都内で記者会見を開催した。

 脊磁計は、神経に電気が流れる際の磁場を計測して電流の分布を可視化するシステム。首や腰部の神経と、末梢(まっしょう)神経を計測できる。対象者にセンサーを接触させれば撮影できるので、身体を傷つけない。金沢工業大学が開発した高感度の磁気センサーを利用している。

脊磁計で神経磁界を測定し可視化した際のイメージ
(写真:日経 xTECH)
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 脊磁計を利用すると、健常者と患者の計測パターンの違いから疾患を判断したり、神経が損傷した部位を特定したりできる。損傷部位が特定できると、医師が適切な手術方法を選択するのに役立つ。

開発した脊磁計。赤丸の部分にセンサーが内蔵されている。
(写真:日経 xTECH)
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