水分発生量が18倍、パナ新型ドライヤーは針に放電エネルギーを集中

2019/07/26 05:00
宇野 麻由子=日経 xTECH

 パナソニックは、微粒子イオン「ナノイー」の水分発生量を従来品比18倍に高めた新デバイスを搭載するヘアードライヤー「EH-NA0B」(愛称:ナノケア)を2019年9月1日に発売する(プレスリリース)。水分発生量を増やしたことで、同ドライヤー利用による毛髪の水分増加量は従来品に比べて1.9倍となり、髪のうるおい、なめらかさを高められるとする。

微粒子イオン「ナノイー」の発生デバイス構造を見直した新「ナノケア」
現在、パナソニックのナノケアシリーズは3機種あり、今回の製品を最上位機種として追加する。月産1万5000台を予定。(撮影:日経 xTECH)
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 ヘアードライヤーは、パナソニック アプライアンス社ビューティ・パーソナルケア事業部の中の中核的製品だ。同社が家庭用ヘアードライヤーの発売したのは1937年。機能向上に向けて毛髪の基礎研究に着手してから30年がたつ。そうした研究の成果を基に「ナノイー」デバイスを開発、搭載したヘアードライヤーを発売したのは2005年だった。2018年4月には国内累計販売台数1000万台を突破している。

ナノケアシリーズは2018年に累計販売台数1000万台を突破
国内のヘアードライヤー市場は年間600万~800万台の安定した市場。こうした中、グラフからはナノケアシリーズの販売台数がここ5年ほどで年間100万~150万台程度へと拡大している様子がうかがえる。海外展開にも力を注ぐ。(撮影:日経 xTECH)
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ロングヒットを支えるデバイス開発
コンスタントな買い替え需要は、機能向上の成果といえそうだ。今回は主要部品であるナノイー発生デバイスの刷新により大幅な機能向上を目指す。(撮影:日経 xTECH)
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24億通りの組み合わせから最適構成を選ぶ

 今回は発売15年目に当たり、常にユーザーの悩みに挙がる「髪のパサつき」に対応できるよう、デバイスの構造を見直した。従来の円筒のような形(同心円ドーム形状の一部)をした対極板に放射線状に分散して放電するコロナ放電型から、対極板に設けた2本の針の先端部に向けて集中して放電するマルチリーダー放電へと変更することで、放電エネルギーを高め、水分発生量を増やせたとする。

放電の方式を変更
従来は円筒のような形をした対極板に分散して放電するコロナ放電だった(左)。今回は対極板に2本の針を設け、先端に集中して放電するマルチリーダー放電とした(右)。(撮影:日経 xTECH)
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新型のナノイー発生デバイス
対極板に2本の針を設けた(図の赤丸の部分)(撮影:日経 xTECH)
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カットモデル(左)とスケルトンモデル(右)
ナノイー発生デバイスは吹き出し口の上部に設置する。従来機同様、ナノイーを活用した「毛先集中ケアモード」や「スカルプ(頭皮)モード」「スキン(顔用肌)モード」を用意しており、新型発生デバイスの効果をフル活用できる。(撮影:日経 xTECH)

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