トヨタ自動車は2019年7月22日、開発中のコミュニケーション用ロボットを披露した。2020年に開催される東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京五輪)に合わせて開発を進めているもの。会場から離れた遠隔地にいる人と五輪に参加するアスリートとのコミュニケーションをロボットを介して実現する考えだ。

 開発中のコミュニケーション用ロボットは3つ。[1]マスコットロボット、[2]ヒューマノイドロボット「T-HR3」、[3]遠隔地間コミュニケーションサポートロボット「T-TR1」、である。

 [1]のマスコットロボットは、東京五輪の公式マスコットキャラクターである「ミライトワ」と「ソメイティ」のデザインを基にロボットにしたもの。小型関節ユニットを20個設置し、柔軟な動作制御が可能。両目はディスプレーになっており、目の表情で感情を表現する。頭部にはカメラを搭載し、近づいてくる人間を認識すると、目の表情と腕や脚の動きでさまざまな感情を表現して、人間との交流を図る。

[画像のクリックで拡大表示]
マスコットロボット
(写真:日経 xTECH)

 [2]のT-HR3は、32個の関節を持つ上、10本の指が柔軟に動く人間形ロボット。トルクセンサーとモーター、減速機で構成されたトルクサーボモジュールを16箇所に配置。トルクセンサーによりトルクを感知し、そのトルクを出すようにモーターを制御する。これにより、人間並みのしなやかな動きを実現する。

[画像のクリックで拡大表示]
T-HR3(右)
左はマスター操縦システムだが、マスコットロボットとのバイラテラル制御では使わない。(写真:日経 xTECH)

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら