米フォード・モーター(Ford Motor)とドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen、VW)は2019年7月12日(米国時間)、世界規模の業務提携の範囲を自動運転と電動化の分野に広げると発表した。

 両社の提携関係はこれまで、商用バンやピックアップトラックなどの相互供給にとどまっていた。この範囲を、自動運転車と電気自動車(EV)の開発に広げることで合意した。

 合意の主な柱は、(1)VWのEVプラットフォーム「MEB(電動車向けモジュールマトリックス)」をフォードが使用する、(2)フォード傘下で自動運転開発ベンチャーの米アルゴAI(Argo AI)にVWが出資する──の2点である(図1)。

図1 VW社長のヘルベルト・ディース氏(左)と、フォード社長のジム・ハケット氏
(出所:フォード)
[画像のクリックで拡大表示]

 第1の柱についてVW社長のヘルベルト・ディース(Herbert Diess)氏は、「MEBの規模を拡大することで開発コストを削減し、多種多様なEVを素早く世界市場に導入する」と述べた。

 第2の柱についてフォード社長のジム・ハケット(Jim Hackett)氏は、「両社は市場では競争しているが、自動運転車の開発についてはアルゴAIと組むことで相乗効果を生み出していく」とした。