UFO(未確認飛行物体)型のペンダントライトに照らされ、3色の影がバラバラと伸びる――一風変わった照明器具「RGB_Light」が2019年7月に先行予約の受け付けを開始した(「昔の考え方なら『不良品』 パナソニック社長をうならせた影がアートになる照明」)。この企画を生み出したのは、パナソニックの100周年事業の1つ「100BANCH」だ。

 100BANCHは、パナソニックとロフトワーク、カフェ・カンパニーが3社共同で運営する“実験区”で、2017年7月7日にオープンし約2年が過ぎた。主力事業であるアクセラレーションプログラム「GARAGE Program」では、次の100年につながる実験プロジェクトを100件生み出すことを目標に掲げて、約2年間で400件以上の応募を受け付け、125件を採択した。

JR渋谷駅新南口から徒歩2分に位置する「100BANCH」
倉庫をリノベーションした100BANCH。1階はカフェ・カンパニーのダイニング、2階がGARAGE Programの執務室となるGARAGE、3階のLOFTはコラボレーションスペースとして、イベントなども開催される(撮影:日経 xTECH)
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 ただし、現時点で製品化に至ったのは「RGB_Light」1件のみ。そもそも、プロジェクトの大半はパナソニックの事業領域と無関係に採択されており、「ふんどしを通じて日本文化を世界へ広める」や「移動式ちゃぶ台を使ってパブリックスペースでのコミュニケーションを変える」など、製品化・サービス化がゴールとは思えないプロジェクトも多数存在する。

RGB_Lightのデモ
3灯のフルカラーLEDを使って、「光の三原色」の原理により白色を作り出す照明器具。影で空間を彩るとする(撮影:日経 xTECH)
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 パナソニックは100BANCHで一体何を狙っているのか。RGB_Lightの製品発表会では、実用化のサポートに当たったパナソニックグループのメンバーらが、今回の事例に沿って同社の狙いを明らかにした。

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