みずほフィナンシャルグループ(FG)が新システム「MINORI」への移行をいよいよ終えようとしている。2019年7月13~16日朝までに、みずほ信託銀行の勘定系システムで管理していた口座データを新システムに移す。2012年にプロジェクトを始めてから7年。4000億円台半ばを投じた国内最大級のシステム刷新プロジェクトの閉幕に注目が集まる。

みずほフィナンシャルグループが入居するビル(東京・千代田)
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 「ようやく終わる」。みずほFGの関係者はこう感慨深げに語る。同社は2011年3月の東日本大震災をきっかけに起こしたシステム障害を受けて、旧みずほ銀行、旧みずほコーポレート銀行、みずほ信託銀行で併存していたそれぞれの勘定系システムの刷新・統合を決断し、2012年からプロジェクトを始めた。

 みずほFGのプロジェクトが異例だったのは、銀行のシステム刷新・統合で一般的な「片寄せ」方式を採らずに、一からシステムを開発し直したことだ。大規模なシステム障害の一因とされたシステムの老朽化を解消し、障害に強いシステムを構築する狙いがあった。

 新システムは「SOA(サービス指向アーキテクチャー)」を全面採用した。「預金」「内国為替」「融資」といった業務ごとに機能をコンポーネント化し、それぞれを「ハブ」と呼ぶ連携システムでつなぐことで、障害の影響を最小限にとどめたり、新機能を素早く追加・変更したりできるようにした。

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