介護施設などを運営する善光会は、介護で利用するロボットや電子機器のデータをまとめるアプリ「Smart Care Operating Platform(SCOP)now」を開発し、介護現場で活用している。さらに2019年7月から外部の施設に提供を始める。

 善光会は、介護サービスの研究開発やコンサルティング機能を持つ「サンタフェ総合研究所」を有しており、その一部である「介護ロボット・人工知能研究室」では介護用のロボットやIT、福祉機器などの研究を行っている。運営する介護施設では、市販のロボットスーツや利用者の動きを察知する電子機器などを積極的に導入し、介護施設のオペレーションを効率化している。全国の介護施設の入居者と介護職員の比率の平均は2:1だが、善光会の場合、2018年度は介護の質を落とさずに2.68:1の割合でオペレーションできたという。こうした知見を外部に提供する。

 SCOP nowは、介護で利用する複数のロボットや電子機器の情報や通知を1つに集約できるアプリ。各ソフトウエアの連携を行うため、アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を活用した。

「SCOP now」のイメージ
(出所:善光会)
[画像のクリックで拡大表示]

 今回連携したのは、(1)トリプル・ダブリュー・ジャパンの排泄予測サービス「DFree Professional」、(2)パラマウントベッドの「眠りSCAN」、(3)キング通信工業の「シルエット見守りセンサ」の3つの機器。これらの機器の通知を1つのアプリで受けられる。善光会は今後、連携する機器を増やす考えだ。介護施設は、SCOP nowを1カ月当たり50円に施設定員数をかけた料金で利用できる。

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら