欧州で自動車アセスメントを手掛けるEuroNCAPは2019年7月3日、新たに6車種の衝突安全試験結果を発表した。試験したのは、米Tesla「Model 3」、チェコSkoda「Scala」、ドイツDaimler「Mercedes-Benz Bクラス」「同GLE」、韓国Kia Motors「Ceed」、フランスRenault「DS 3 Crossback」の6車種。Model 3とScala、Bクラス、GLEは五つ星を獲得した。CeedとDS 3 Crossbackは四つ星だった。

 Model 3は、Euro NCAPが1997年から導入している前面オフセット衝突試験において、満点のスコアを獲得した(動画)。また、豊富な運転支援システムを搭載しているため、セーフティーアシスト試験でも94%の高スコアを獲得した。この結果、Model 3はEuroNCAPの最新の試験条件で、最高記録となった。

 Teslaは2016年に、運転支援システム稼動中のModel Sが高速道路を横断中の大型トレーラーに衝突して、運転者が死亡する事故を起こしたことがある。他にも、何件かの死亡事故や車載電池の発火事故などの報告があり、自動車メーカーとして安全性への取り組みの甘さを指摘する声も多かった。しかし、今回のEuro NCAPの評価を見ると、エンジン車とは大きく構造が異なるにもかかわらず、前面オフセット衝突の衝撃を吸収し、乗員の安全を確保する技術は、新興自動車メーカーながらしっかり確立していることがわかる。Teslaにとって重要な欧州市場に対するアピールになったことだろう。

(出所:EuroNCAP)
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