ジェイテクトは、-40度という極寒の状況下で使えるリチウムイオンキャパシターを開発し、2019年5月から生産を始めた。温度変化に強い電解液を採用することで実現している。2輪車の鉛蓄電池を代替してエンジンの始動に使えるとして、同年7月2日に三重県伊賀市の同社試験場で報道陣向けにデモを披露した(図1~3)。

図1 ジェイテクトが披露した2輪車のエンジン始動デモ(撮影:日経 xTECH)
[画像のクリックで拡大表示]

図2 リチウムイオンキャパシタ―と鉛蓄電池を-40度まで冷やして試した(撮影:日経 xTECH)
[画像のクリックで拡大表示]

図3 ジェイテクトのリチウムイオンキャパシタ―(撮影:日経 xTECH)
[画像のクリックで拡大表示]

 デモでは、川崎重工業が手掛ける排気量約250ccの中型2輪車「Ninja(ニンジャ) 250」に、専用の冷凍設備で-40度まで冷却したリチウムイオンキャパシタ―と純正の鉛蓄電池をそれぞれ接続し、電源の供給を切り替えて比較した。

 リチウムイオンキャパシタ―は4個を直列につなぎ容量を12Whとし、純正の鉛蓄電池は同96Whである。電圧は共に12Vとした。同キャパシタ―はエンジンを正常に始動できたが、純正の鉛蓄電池では「ジジジジ」という音を上げたものの、エンジンはかからなかった。

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら