動作に合わせて光るシューズなどの開発を手掛けるスタートアップ企業のno new folk studioは、マラソンランナーなどに向けた「ORPHE TRACK」のベータ版の予約販売を2019年7月1日に開始した。同製品は、センサーモジュールを専用シューズのソール部分に内蔵したもので、ランニング時の足の動きを記録、分析できる。販売数は200セットで、価格は2万9800円(税別)。ユーザーの意見を元に改良し、2019年末に一般販売向けの「2.0版」を発売する計画。

「ORPHE TRACK」ベータ版
今回のベータ版のサイズ展開は24.0cm、26.0cm、27.0cm、28.0cm。皇居に近い半蔵門にあるランニングステーション「JOGLIS」では無料で試用できる(施設利用料が別途必要)
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 製品は専用のシューズ「SHIBUYA 1.0」とセンサーモジュール「ORPHE CORE」、データのクラウドへのアップロードやランニングフォーム分析・コーチング、データの管理などを担う専用のスマホアプリ「ORPHE TRACK Run」で構成する。センサーモジュールには9軸加速度センサーを搭載しており、ストライド(歩幅)、ピッチ、プロネーション(接地時に生じる足首のねじれ)、ストライク(接地角度)、足の上がり具合などを測定できる。靴の中央部にセンサーがあることで、着地衝撃や接地角度の精度が高いとする。また、LEDと振動モーターも内蔵しており、接続状態や計測開始、接地状態の良し悪しなどを表現するユーザーインタフェースとなる。

ソールに内蔵するセンサーモジュールは取り外し可能
センサーモジュールは充電式。約1時間の充電で約10時間、連続稼働できる。なお、靴を履いていてもイスに座っているなどの場合はスリープ状態になり、稼働時間に含まれない(撮影:日経 xTECH)
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 スマホとセンサーモジュールはBluetoothで接続、連携させて利用する。アプリにはスマホのGPSを利用して地図上にランニングコースを表示する機能がある。ランニング時にスマホを携帯していればリアルタイムでの計測結果表示が可能。センサーモジュールにデータを蓄積し、後でスマホと同期することも可能だが、その場合、GPSデータは記録されない。

アプリ画面の例
プロランナーのコーチなどを務める白方健一氏のトレッドミル(ランニングマシン)での測定結果。足の接地角度はヒール(かかと)からの着地が多いと判定されていたが、角度が-6°程度で比較的ミッド(足中央)での着地に近いという。測定時はペースが遅く、ヒール着地する歩行に近いフォームだったようだ。マラソンでは前足に体重をしっかりと乗せミッドで着地する必要があるという(撮影:日経 xTECH)
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