パナソニックは2019年6月24日、玄関先などに荷物を置くことで配達完了とする「置き配」用のバッグを接続できる宅配ボックスを7月に発売すると発表した。物流ITベンチャーのYper(イーパー)と組み、同社製の置き配用バッグ「OKIPPA」をつないで使えるようにする。利用者はスマートフォンのアプリを使って、EC(電子商取引)サイトで購入した商品の配送状況を確認したり、配達完了時に通知を受け取ったりできる。パナソニックは不在再配達の手間を減らし、家庭向けの宅配ボックスの拡販につなげる。

OKIPPAを持つYperの内山智晴社長
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 ネットで注文した荷物は午後4時から午後6時までの間に届く予定だ。時計を見ると午後5時を過ぎたところ。用事が長引いてしまった。間に合うかと不安になりながら帰宅すると無念にもポストに不在者票が――。こんな経験はないだろうか。パナソニックが新たに売り出す宅配ボックスはECなどの荷物を自宅でスムーズに受け取れるようにして、不在再配達のストレスを減らせる製品だ。電設資材や住設建材、建築事業などを手掛ける社内カンパニーのライフソリューションズ社が販売する。

 OKIPPAは容量57リットルまで入るポリエステル製のバッグで、ドアの取っ手などに取り付けるためのワイヤーやダイアル式の南京錠がセットになっている。アプリを通して30日100円の盗難補償に加入することも可能だ。

 パナソニックは「COMBO-Maison コンパクト(一鍵タイプ)」をOKIPPAをつなげられるよう改良して7月に売り出す。COMBO-Maison コンパクト(一鍵タイプ)は幅39×奥行き15×高さ45センチメートルと、ランドセルを一回り多くしたサイズだ。堅牢なつくりで、小型の荷物や壊れ物の受け取りに向くという。宅配ボックスに入らない大型の荷物が届いたときや、不在時に2個の荷物が届いたときにOKIPPAの併用を想定する。

パナソニックの宅配ボックス(上)に小型の荷物を入れ、OKIPPA(下)に大型の荷物を入れた様子
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 COMBO-Maison コンパクト(一鍵タイプ)の価格は税抜き7万5100円、OKIPPAが同3685円。パナソニックは2021年度に宅配ボックス全体で15万台の販売を目指している。

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