AIが疑いのある病名を推測

 AI問診Ubieのアルゴリズムは、疑いのある病名を推測してリスト化する。医師は、事前問診の内容と疑いのある病名リストを参考にしながら、口頭問診を行い診察する。診察後、AI問診Ubieに出力された内容を電子カルテにコピーして反映可能だ。「電子カルテの入力も効率化できる」と阿部氏は説明する。

電子カルテとの接続イメージ
(出所:Ubie)
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 Ubieは、患者と医師、受付などの事務担当者が直感的に利用できるシステムを構築している。例えば、患者が事前問診で症状などを入力するシステムは、高齢者でも利用できるように、ATMのような文字入力方式を採用した。

 Ubieは他にも、受付でお薬手帳や他の医療機関からの紹介状をタブレット端末で撮影したりスキャンしたりすると、それらの内容をAI問診Ubieの医師画面に反映できるシステムも構築した。さらに現在、電子カルテのベンダーと連携して、問診内容などを電子カルテにそのまま反映できる仕組みを構築している。

(右から)Ubieの共同代表取締役の阿部吉倫氏と共同代表取締役の久保恒太氏
(写真:日経 xTECH)

 2019年6月18日に開催されたメディア向けの説明会では、AI問診Ubieを医療機器のプログラムとして承認申請するかとの質問が出た。Ubieは、承認申請をせず、あくまで業務効率化のためのツールとしてAI問診Ubieの普及を目指すという。