パワー半導体最大手が1兆円を超える巨額買収に乗り出した。独インフィニオン テクノロジーズ(Infineon Technologies)は、米サイプレス セミコンダクタ(Cypress Semiconductor)の株式を1株当たり23.85米ドルで取得する(発表資料)。これは、総額でおよそ90億ユーロ(1ユーロ122円換算で約1兆1000億円)に相当する。サイプレスの株主や関連規制当局の承認などを得られれば、2019年末から2020年初頭に買収が完了する予定だ。買収できれば、約100億ユーロの売上高に達するとみる。

インフィニオンはかつて、パワー半導体素子やパワーマネジメントICなどを手掛ける米International Rectifier(IR)を約30億米ドルで買収した(2014年に発表、2015年に買収完了)。当時、30億米ドルという金額は、パワー半導体業界にとって非常に大きく、同業界の大型買収として注目を集めた(関連記事)。今回のサイプレスの買収は、それを上回る金額である。インフィニオンによれば、今回の買収で半導体メーカーとしては8位、車載半導体メーカーとしては首位になるとみている。

サイプレスの買収により、インフィニオンは半導体メーカーとしては8位、車載半導体メーカーとしては首位になるとみている(図:インフィニオン)
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